SP「ストレスを取り除く」
人によって「ストレス」の対象と度合いはそれぞれ。
我が家でも必ず「ストレス」がどこかしらで顔を出してきます。
生きていれば必ず存在する「ストレス」。
時には必要、時には取り除く必要があります。
私に必要なのは肉体的ストレス。
食欲の秋は今の私には少し辛い、、、
悲しいことにこの歳にもなってくると私の腰回りには大いにストレスが必要であります(笑)
富士河口湖町にあるインドレストラン「アラジン」はナンもカレーも絶品。
写真はもう一年も前ですが食べたい…(笑)
さて、先日珍しい工事を。
引戸建具の下にある敷居のお直し。
最近は吊り戸が増えていますが、以前はほとんどが敷居に溝を入れてその上で建具を走らせる形態がほとんど。
敷居溝を使っている場合、滑りを良くするために敷居スベリというものを貼り付けます。
このお宅は敷居スベリを使うタイプで三本引戸。
敷居スベリがビニール製を使っていて、劣化などで剥がれたり、スベリの接着剤が下地を引っ張ってしまったりで、溝がガタガタに。
これでは戸を動かすとスムーズに動かず、イライラしますね。
というわけで、この「ストレス」を解消するための修繕案は敷居溝の再調整です。
ビニール製は見ての通りの結果なので、最も耐久性が良い竹スベリに入れ替えます。
ビニール製は厚みが1㎜程度に対して、竹は3㎜厚。
溝を新たに掘ります。
掘るための道具も重要です。
機械と手道具を駆使して臨みます。
まずはトリマーのストレートビットで掘れるだけ掘る。
https://youtube.com/shorts/nNQccNPkEMU?feature=share
こちらは決まった深さで掘り込むことができます。
↑底取り鉋(カンナ)
↑右左の際鉋(キワカンナ)
で微調整。
際を調整して幅を整える。
底取りで深さを削って調整。
こんな感じです。
トリマーや鉋も端部まではできないので、
どうしても端部は鑿(ノミ)で手作業です。
竹スベリをピタリと納めて敷居が完了。
ここで終わりではなく、建具を納めて滑り具合と建て付け(戸を閉じた時の隙間)まで確認して完了です。
些細なことですが、お客様の安堵の顔がなんとも印象的。
不具合が起こると途端に住まい手にとっては不快に感じるもの。
それを取り除くのも我々の使命と思っています。
そもそも何も不快に感じないことはとても幸せなことです。
劣化や消耗することで起こるストレス、そして、元からストレスの原因となることもあります。
弊社が高気密高断熱、自然素材の重視、そして電磁波対策を装備しているのも弊社なりの住まい手の暮らしから不快なストレスを軽減する基本仕様です。
お客様には土台をしっかりして、その先の価値ある暮らしづくりを追求してほしいと思います。