SP「工事中のアレコレに注目」

なかなか関心を持ちにくい話題かもしれませんが、意外と重要ではないでしょうか?

それは工事現場の状態。
私も言うほど整理整頓が得意ではありませんが反面教師の意味も込めてのお話。
整った状態と散々な状態では天と地ほど様々なことに影響してきます。

▪️仮設トイレ
お施主様が使うことは滅多にないかもしれませんが、トイレが綺麗か汚いかは使う人の立場になればわかるかと思います。
私も現場で作業する人間ですから必ず目につきます。


また、些細なことですが、仮設とはいえ、トイレが傾いてたりするのはどうでしょう?
汚れていても用が足せればそれでいいのでしょうか?
それぐらい我慢するものだという考えもあるでしょう。どれが正しいとも言えません。ただし、それが元請会社の方針。
ただ、ここから読み取れることは、その会社から職人への愛着度がわかります。
ズボラな状態ほど、職人を軽視してる可能性も考えられます。
お客様も現場見学の際は、トイレがどんな状態なのか見てみるのも良いかもしれません。

▪️廃材の管理
ゴミが出るのは仕方ないで済ますところは、企業努力をされてるのでしょうか。
これもお施主様の大切なお金が反映されるところ。


職人が工場を持っているか否かも現場には影響しますが、工場加工を上手く使い、現場加工を省力化することで工夫すれば、現場で出る産廃は梱包材や不燃の端材くらいで済むはず。


木材などは有効に扱える資源になるので、熱源利用や第三者に回すこともできますよね。
段ボールの扱いはどの現場でも見ることができます。


いつまでも現場の隅に雑に置かれていたりすると、現場で作業する人間にとってみると邪魔であり、見た目も悪くなります。
これもお客様のお宅が仕上がるまでの扱いとして、どう大切に思われているか伝わるのではないでしょうか?

▪️作業スペースの確保や資材管理
現場のスペースにもよりますが、資材の搬入管理が適正にされているのか?
雨や風の対策や、作業する人が資材を使いやすいように搬入計画することは、その後の作業効率に大きく影響します。
運搬費を抑えるために大量に現場投入するのなら、その後の作業環境も含めて検討が必要ですよね。


できあがれば広いスペースになるところも資材を置いたり作業するスペースとして使いますから。
こういったところは職人任せにしてないところなら何も問題は無いはずです。

▪️敷地内
基礎工事が終わる頃には大概、建物周りが整備されてくるところがほとんどです。

ただ、この整備を最小限にしていたり、どうせ最後に綺麗にするんだからという姿勢でいると、荒れ放題を助長します。
草が生えやすいような環境であれば定期的に刈ることも必要でしょう。
伸び放題は、その周りを歩くのに差し支えたり、虫類の住処になってしまったり、見栄えも悪く、敷地内の環境がずさんであると言わざるを得ません。
建物は敷地があるから建てることができるのですから、敷地の整備も建物と同様に大切です。

綺麗な現場ほど当たり前過ぎてその素晴らしさが霞んでしまいがちですが、反対に該当する現場へ行くと違いが一目瞭然。
綺麗ではない工事現場しか見たことない方はそういうものだと思ってしまえばそれまで。
現場を注意深く見るとあらゆる部分で建築業者がお客様に対してどのような姿勢なのかが滲み出てきます。

監督がいる会社に発注されているのであれば、監督が現場の確認に回らず現場任せであったりすると、その会社の存在の意味がありません。
現場で作業している人間は、このことをよくわかっています。
強いて言うなら直接職人にお願いした方が良いのでは?と思ったりするわけです。
こういった場合、大切な工事資金が適正に各職種まで行き届いていない可能性があります。

工事とは、最終的には発注されるお施主様自身の考え方や価値観が工事に反映されているとも取れます。
既にお住まいの近隣の方とはこれから長いお付き合いが始まります。
「工事中というのはその後を左右するとても大切な期間」なんですね。
業者とお施主様は共同体。
決して、工事中だけの話ではなく、既にそこでの生活がスタートしている感覚が大切だと考えます。
自分を鏡に映したつもりで確認してみると良いかもしれませんね。

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