耐震断熱リノベ。柱抜きの補強その2。
「甲府の家」耐震断熱リノベ
柱抜きの補強その2
2間(3.64m)の間口中心にあった床柱を抜くために、補強梁+柱縫い付け+構造用合板による補強を行いました。
新しい部屋のためにできる限りオープンな間を求める訳ですが、改修をすると基本構造の重要性がいかに大切か痛感します。
ありがちな1階の部屋の壁ラインをズラして2階の壁ラインが載ることの不合理。
これでは下部の横架材だけで上部の荷重を支えるという大きな負担が発生し、必然的に梁のサイズも大きくなります。
壁を梁(横架材のみ)で受けるのではなく、桁(柱で支える横架材)で受ける、尚且つ、できる限り上下階の柱をそろえる。そして、それを基礎に伝える。
力の流れをスムーズにすることが構造計画にはとても重要です。







