SP 「進化する努力」

連日のオリンピックでの選手の皆さんの躍動する姿を観て、感動だけではない、そこまで積み上げてきた唯一無二の努力から我々は多くの学びを得ることができます。
そこにはアスリートであるかないかはなく、いち人間として。
彼等は4年というスパンで心身共に進化をしていくわけです。
その中には成功だけではなく多くの挫折もあり、さらには限られた者しか立てないのがオリンピック。
選ばれし者も落選した人たちの想いも一緒に立つわけです。
並々ならぬプレッシャーの中で競技し、また人として成長していくのですね。

https://sports.nhk.or.jp/olympic/article/

背戸山の家もクロス屋さんが入る手前の終盤!
キッチンの背面収納をオリジナル造作です。

先に完成形。

リフォームのため既存の影響から取付に調整が出るため現場組立&現場調整です。これはカウンター取付の様子。サッシが絡む部分の切り込みです。

なかなかこのようなサッシ枠が先に入ってから下の台(カウンター)を入れるようなやり方は避けたいのですが、致し方ありません。なんとか納まりました。

さて、今週は先週とは異なる物件のお手伝いを間に。

私が日頃から大変お世話になっている方の自邸の上棟です。設計は新潟のサトウ工務店さま、施工元請は私の大先輩、天野保建築さん。

4間×6間のシンプルな平面。

土台のお手伝いと建て方を。

金物工法仕様の建物。土台の据え方は普段の在来工法と変わりませんので、アンカーボルトなどの穴あけはいつも通り。

さて、なんといっても建て方!
私も経験させてもらった大型パネルという手法での建て方になります。

ひと吊りが梁桁を吊るのではなく壁ごと!

今回のパーツ的には

「柱+桁+間柱+耐力面材(モイス)+木製三層サッシ+断熱材(ネオマフォーム100㎜)」

これは専用のパネル製作工場にてこの建物の仕様でオリジナルに先組みされて搬入されてきます。
もちろん、施工方法は建築屋さんの普段のやり方通りにすることが可能。
つまり、納まる図面がきっちり書ければできるんです!

重量考えれば200kgくらいのものがどんどん組み上げられてきます。普段の木造建て方では考えられませんね。

ただ、速いだけでなくメリットはものすごくある。いわゆる普段大変な思いをして何日も施工する状況が上棟日当日に終わってしまうんです。多少の補正はありますが、補正にかかる時間もたかが知れてます。

屋根もこの通り。パネル化。この時点で断熱入ってるってことは、この後断熱工事はやらなくていいんですね。笑

この物件はさらにここから、、、

屋根パネル2段目!ここにも断熱が入ります。施工の都合上、先入の時間がありませんでしたが、先入も可能でしょう。

実はこの建物に関してはさらにすごいのが内部がほとんど仕上げの仕様。ちょっと普段では考えられませんが、内部はこの時点で7〜8割方終わってると言っても過言ではありません。

なかなかできるものではありませんが、大工さんならこの作業のメリットを確実に把握できるはず。

通常の建て方というのは不完全なものです。骨組みだけですから。

雨に濡らすわけにはいかずブルーシート養生を防水が終わるまで何日も繰り返し、
柱の補強金物を柱頭柱脚、何本ものビスをとめたり、
重い耐力面材やサッシを足場の狭い部分を持ち上げたり、
ここまでくるには1〜2人でやったら一ヶ月前後かかります。
それが現場の建て方でほぼ終わってしまう‼︎

建て方作業は進化してます。

ただ、これをこなすためには大工も進化していかなくてはいけません。
大工は頭の中に図面、現場での施工調整のほとんどをやります。プレカットとよばれる先加工をしていてもこれは必ず必須。
一棟請ける大工なら長期間かかる繰り返し作業はなるべく早くまとめ、内部の肝心な作業に手をかけたいものです。

大工が最前線にたってお客様と家づくりをしていくためには、今後は特にこのような進化の努力が必要と思います。