ストローグ金物のメリット。

「甲斐のエスネル新築工事」
ストローグ金物のメリットの一つ、柱の柱頭柱脚補強や仕口補強の合理化。
通常のホゾ加工がしてある柱はコーナー金物をビス留めで柱の引き抜きを抑えますが、この場合はピン打ちで完了。
梁の接合部も羽子板ボルトではなくピンでOK。
シンプルかつスピーディーな工法です。
柱のビス留め金物補強は太い強固なビスを使うため、かなりインパクトドライバーにダメージを与えます。
そして、羽子板ボルトは地味にナットを締めたりする体勢が億劫なもの。
大工さんならきっとその意味がわかります。
決して通常在来軸組がいけないというわけではなく、機械の消耗や材料にコストをかけないというのは、大工さんの負荷に影響してくるということも工務店や設計事務所は理解してなくてはいけないと感じるこの頃です。
今の時代、機械も必須アイテム。
できるだけ道具も壊さずに永く使いたいもの。
そして、機械から伝わる振動にも注意が必要。
体が資本の私たちは、常に体への負担との戦いです。
この仕事を永く続けるためには常に工夫が必要と感じます。

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