建替え工事。特別勉強会と構造見学会を実施しました。

富士吉田「池尻の家」 建替え工事

土曜日の午前中は甲府工業高校専攻科建築科の生徒さんが教員の方と見学に来てくれました。
昨年の甲斐市でも構造見学会から招待しましたが、今回も同様のタイミングで。
設計してくれた遠藤さんは、この学生たちに指導もしている非常勤講師。
工事途中の物件を実物を見ながら構造の特別勉強会です。
構造区画の考え方、木造の骨組みの考えた方、前回もすっきりとした金物工法の物件だったので、どこかで一般的な在来軸組の現場を見て比較してみるのも面白そう。

教科書的な小屋組でよくみる母屋などをつかった和小屋とは違い、登梁を使ったスッキリした小屋であることで、部材の使い方すらも大きな比較対象だったと思います。

普段見るであろう筋交は一切なく、内部耐力壁すら全て合板仕様というのも、全てに配慮があるということに気がつけたでしょうか。

加えてスペシャルメニューとして気密測定を皆さんに見てもらいました。
人が使う建物である以上、空調が必要ということは、必然的に気密性の配慮につながります。
構造・断熱気密・空調・そして意匠。

建築の要素は全て連結。

ぜひ今後の学びに役立てて建築の世界を楽しんでほしいと思います。

翌日日曜日は、一般のお客様をご招待して。

嬉しかったのは、構造見学会をしている会社としての姿勢の評価。

弊社としてはどちらかというと絶対見ておいてほしいところです。 仕上がりや雰囲気だけでなく、中身をきちんと見ていただき、これからお客様が住宅建築のすべての部分に価値を感じていただくこと。

これが住宅を検討するときに必要な目線であることをきっちり理解しておられました。

まだまだ工事は中間ですが見どころ満載であることをきっちりアピールしていきたいと思います。

ご参加くださった皆様、厚く御礼申し上げます。
引き続き、竣工に向けて見守っていただけると幸いです。